2023/02/03
2021年度に実施された大学などのインターンシップが単位認定の有無にかかわらず、減少したことが、文部科学省の全国調査で分かった。
調査は2022年6~9月に全国の大学803校、短期大学315校、高等専門学校57校を対象に実施し、94.3%から回答を得た。
それによると、インターンシップを単位認定している大学の実施率は60.9%に当たる489校。2019年度の前回調査の563校に比べて74校減った。参加した学生数は5万899人。前回を3万3,062人下回っている。なお、教育実習や看護実習など特定の資格取得に関係するものは除いている。
インターンシップを単位認定していないが、学生の参加状況を把握している大学は46.8%の376校。前回の431校より55校少なくなった。参加学生数は2万4,786人で、前回に比べて3万360人減っている。
インターンシップを単位認定している大学と、単位認定していないが、学生の参加状況を把握している大学の合計は、72.9%に当たる585校。前回の701校に比べ、116校減った。参加学生は7万5,685人だった。
インターンシップが大学生の就職活動で重要度を増すなか、減少した理由について文科省は明らかにしていない。
参考:【文部科学省】令和3年度大学等におけるインターンシップ実施状況について
大学ジャーナルオンライン https://univ-journal.jp/208268/