2019/11/01
文科大臣は11月1日、「受験生をはじめとした高校生、保護者の皆様へ」のメッセージ発表し、2020年度に始まる共通テストで活用される英語の民間資格・検定試験について、導入を延期し、2024年度に新制度を実施するとした。この延期決定は、受験生、高校、大学、保護者、民間試験関係者に大きな衝撃を与えた。ここで、大臣メッセージのポイントを紹介してみよう。
「大変残念ですが、英語教育充実のために導入を予定してきた英語民間試験を、経済的な状況や居住している地域にかかわらず、等しく安心して受けられるようにするためには、更なる時間が必要だと判断するに至りました。大学入試における新たな英語試験については、新学習指導要領が適用される2024年度に実施する試験から導入することとし、今後一年を目途に検討し、結論を出すこととします。皆様が安心して、受験に臨むことができる仕組みを構築していくことをお約束します」