2017/08/25
オープンキャンパス真っ盛りのこの季節。教育環境や入試倍率、学費もそうだが、“出口”の就職率なども気になるところ。いま、なぜ就職率なのか。AERA 8月28日号が、この疑問に答えている。それによれば、ここ数年、景気回復と人手不足で売り手市場が続いている。18歳人口も2018年以降は減少に転じる。そう聞くと、就職率などもはや気にする必要もなくなるようにも思えるが、決して楽観はできない。
来年入学する大学生が就職活動をするのは2021年だが、日本経済は五輪特需の反動で不況に陥っている可能性がある。すでに採用を減らし始めた企業もあり、売り手市場が続く保証はない。中長期的にも外国人労働者の増加や人工知能の普及で、求められる人材は少数精鋭になっていくだろう。そんな時代だからこそ、大学の就職力が重要になってくる、という。