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大卒就職率:2017年春97.6%で調査開始以来最高、人手不足で積極採用

2017/05/20

 文科、厚労両省の調査によると、今春卒業した大学生の就職率(4月1日時点、5月19日発表)は前年を0.3ポイント上回る97.6%で、1997年の調査開始以来最高となった。これを報じた日経新聞(5/20)によれば、上昇は6年連続。求人増で学生の就職意欲が高まり、卒業者に占める就職希望者の割合(就職希望率)も74.7%と最高を更新した。就職率は就職希望者のうち、実際に仕事に就いた学生の割合。全国の国公私立大62校の4770人について調べた。人手不足などを背景に企業側は採用を活発化。

 女性を積極採用する姿勢もうかがえる。今春の女性の就職率は2016年比0.4ポイント増の98.4%で、5年連続で男性を上回った。一方、就職希望率は0.7ポイント改善し6年連続で上昇。就職した卒業生は41万6100人(文科省推計)と前年から2.9%増えた。新卒採用が売り手市場になっていることを受けて、学生側には楽観的な見方が広がっているようだ。

 

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