2017/03/11
静岡県と公益社団法人「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」は2017年度、海外留学と地元企業でのインターンシップを組み合わせた産学官連携の留学支援プログラム「ふじのくにグローバル人材育成事業」を始める、と静岡新聞(3/11)が報じた。同紙によれば、文科省の官民協働留学促進事業に採択され、3月10日、県庁で採択状授与式が開かれた。事業は、ものづくりや観光振興など3つのコースを設定し、県内企業への就職や地域活性に意欲のある大学生や大学院生、高専生を計5~10人程度募集する。県内企業からの寄付金と国、県の補助金を基に奨学金(月12万~16万円)や渡航費(10万~20万円)などを給付する。
学生は「静岡と世界をつなぐ」をテーマに海外で学びたいことなどの課題を設定。2年未満の期間で留学し、帰国後は必ず、県内企業でインターンシップに臨む。一連の経験で得た成果を報告会で発表する。寄付金は約90社、インターンシップは約50社の県内企業が協力する。3月下旬から学生を募集し、5月以降、協力企業や大学の関係者らが選考を行う。