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2016年春大卒就職率:過去最高97.3%(4/1現在)、5年連続上昇

2016/05/20

 文科、厚労両省は5月20日、今春卒業した大学生の就職率(4月1日現在。1年以上の非正規雇用含む)が前年同期を0.6ポイント上回る97.3%で5年連続上昇し、1996年度の調査開始以来、過去最高になったと発表した。これを報じた毎日新聞(5/20)によれば、両省は「景気回復で企業の採用意欲が高まっている」と分析している。大学生の調査は、全国の国公私立大のうち地域バランスなどを考慮して62校(約4700人)を抽出し実施した。全国の大卒者数から推計すると、41万5200人が就職を希望し、40万4300人が就職した計算になる。ただ、約1万人が就職できておらず、両省は6月までを集中支援期間として情報提供などを進める。

 男女別の就職率は男子96.7%、女子98.0%で、4年連続で女子が上回った。文系、理系別は、文系97.1%、理系98.2%。地域別で最も高かったのは中部で98.3%。関東が97.9%で続き、北海道・東北と近畿が共に96.8%、中国・四国96.7%、九州96.3%の順。近畿と中国・四国が前年に比べて微減だったが、ほかの地域はいずれも微増だった。

 

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