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大学入学共通テスト、2025年度以降の教科再編で協議入り

2020/10/29

 大学入試センターは2025年度からの大学入学共通テストの出題教科再編で、検討案を打ち出し、大学や高校関係者から意見を聞いていることを明らかにした。新聞やテレビが2025年度から教科に「情報」を追加する検討案がまとまったと一斉に報じたのを受けたもので、2020年度中に一定の方向性を出したい考え。

 大学入試センターによると、現時点で2025年度からの出題教科について詳細な公式情報を出していないが、幅広い専門家との協議などを経て途中段階として検討案を出したことを明らかにした。現在、この内容を大学や高校関係者に提供し、意見を聞いており、寄せられた意見を基にして必要な修正をする方針。

 大学入学共通テスト各大学の個別入試との関係、記述式問題の導入、英語4技能の評価については、文部科学省の有識者会議の検討結果を踏まえ、修正するとしている。

 2025年度からの出題教科に関しては、マスコミ各社が新たにプログラミングや情報ネットワークについて学ぶ「情報」を国語や数学と並ぶ教科に据える検討案がまとまったと報じた。現在の6教科30科目を7教科21科目に再編するとした内容で、外国語の英語はスピーキングやライティングの試験形態を導入せず、引き続きリーディングとリスニングでの試験実施の方向としている。

参考:【大学入試センター】令和7年度大学入学者選抜からの大学入学共通テストの出題教科・科目の検討状況について(PDF)

大学ジャーナルオンライン:https://univ-journal.jp/60294/

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