2017/05/08
あおぞら銀行は5月8日、本店を上智大四谷キャンパス内の「ソフィアタワー」に移転した。これを報じたITmediaビジネス(5/8)によれば、同タワー1階に店舗、7~16階に本社オフィスが入居し、計1000人超の従業員が稼働する。大手銀行が大学構内に本店を設けるのは初めて。従来、あおぞら銀行は九段下に本店を構えていたが、築年数の経過により、設備の利便性や耐震性に問題が生じていたという。上智大のキャンパス内への移転は、設備の良さ、賃料の適正さ、アクセスの良さなどを総合的に判断して決定したとしている。
あおぞら銀行は「現在の個人顧客はシニア層が中心だが、本店の移転によって、学生など若年層の獲得につなげたい。今後は上智大と連携し、共同研究や学生インターンの受け入れなども行っていく」としている。今秋には第1弾として、あおぞら銀行の行員が講師を務める講座「バンキング基礎演習」を開講。上智大の学生に、銀行の実務内容や金融論の基礎知識を講義する予定という。