2016/12/02
福島県会津若松市の会津大の学生食堂が12月1日、朝食1か月分を1000円(税込み)で食べられる定期券制度を始めた、と福島民報が報じた。同紙によれば、学生の規則正しい生活を支援するためで、1月まで試験的に取り組む。現在の朝食は一食361円(税込み)でパン、カレー、和食の3コースから選択する仕組み。定期券は授業のある日限定で学生のみが利用できる。12月の場合、22日までの平日16日間が対象。毎日食べると通常価格は5776円(同)となるが、定期券利用で5000円近くも安くなる。
大学が学生の健康面などを考慮して企画した。学内で朝食を食べる学生が増えると、午前9時に始まる授業の出席率も高まると期待する。通常価格との差額分は学生の保護者らでつくる後援会と、調理業者のスチューデントライフサポートが負担する。これまでも朝食定期券を3500~5000円で販売してきたが、購入したのは学生1000人のうち約20人と伸び悩んだ。今回、さらに料金を引き下げた結果、既に100人以上が買い求めるなど好評だ。