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2017年春就活:「内定」5月で早くも3割、6月「解禁」は有名無実化

2016/05/21

 2017年春に卒業する大学生の就職内定率が、2016年5月1日時点で29.1%と3割に迫っていることが、就職情報のディスコの調べでわかった、とビジネス情報のJ-CASTニュース(5/21)が報じた。それによれば、前年同期と比べると、11.2ポイントも上回っている。日本経済団体連合会の採用・就職活動指針に基づく就活スケジュールは、17年卒の大学生から、面接などの採用選考がはじまるのは6月1日となっているが、実態は有名無実化が進んでいる。

 ディスコが2016年5月16日に発表した、2017年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)の就職内定率は、前年に比べて11.2ポイント高い29.1%となった(16年5月1日~6日調査、回答数1191人)。前回調査の4月1日(11.8%)と比べても、1か月で17ポイント以上も増えたことになる。同社は、「前年よりも企業の内定出しのペースが早いことがわかる」としている。学生が内定を得た業界をみると、「情報処理・ソフトウエア・ゲームソフト」や「調査・コンサルタント」「建設・住宅・不動産」のウエートが高く、文系では「情報・インターネット」、理系では「医薬品・医療関連・化粧品」も高い。

 

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